2003.7/18  お笑い世界一決定戦
会場 baseよしもと
出演 (チャンピオン)リットン調査団・灘儀武・土肥ポン太・千鳥
   (チャレンジャー)バッファロー吾郎・ケンドーコバヤシ・けもの道
   川島明 おーい久馬(声のみ)
  (ゲスト)里見まさと・あんどう鰐・ニセリットン調査団


 8年ぶりに復活した伝説のイベント。
プロレス的エンターテイメントを目指したイベントの基本方針はリットン調査団 VS  バッファロー吾郎。
今回のきっかけは、先日放送された「なんば壱番館」リットンファミリー特集での突然の茶番・・いやアクシデント
リットン水野による「バッファローは最近大きいイベントを成功させて、天狗になってるんと違うか?」発言であった。
2組のコンビが8年を越え再び決着をつけるため、この大イベントの復活が番組中に突然決定し、そして運命の7月18日を迎えた。

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というわけで
レフェリーの麒麟川島さんのアナウンスにはじまり、まずチャレンジャーのバッファロー吾郎の入場。セコンドはケンドーコバヤシとけもの道。
続いて、セコンドに灘儀武、土肥ポン太を従えていよいよ観客の熱狂の中チャンピオンリットン調査団の入場。
今回のコミッショナー里見まさとさん恋のぼんちシートをバックに登場。
そしてお約束(らしい)国歌斉唱。客席全員起立の後。バッファローは君が代を、リットンはフィリピン国歌を斉唱。途中藤原さんは思わず涙をぬぐう。「愛国心です。」
この辺までの流れ、私は世界一決定戦を見るのが今回初めてだったんですが、昔から見ている人にとっては、出演者こそ微妙に違えど、まさにお約束。懐かしさに涙ものだったようです。
で、バッファロー側のセコンド、ケンドーコバヤシから「俺も挑戦したい」という声があがり、突然のネタ参戦決定。ここは!?とリットン側は灘儀に期待するも、プラン9の一員としてためらう灘儀。その時どこかからプラン9:久馬の「困ったときはかかとを3回ならすんだよ」との声が。結局リットン側にはまだまだ若手の千鳥が乱入。

ネタ4本勝負

1.バッファロー吾郎:女教師の保健授業ネタ。
体育の熱血教師がはずかしがってなかなか性教育の授業が出来ない女教師を助けながら授業を行う学校もののネタ
と 思っていたらとんでもない落ちにドびっくりでした。
1.リットン調査団: 殺人者になりたいコント。
もはや名作の域に達してきました。殺人者になりたいとごねる息子を止めさせようとする父親、という家族もののネタですが、全然関係ないニセ新幹線のくだりは芸術です。まじで。
2.ケンドーコバヤシ:歴史年号ゴロ合わせねた。
ケンコバ、本当にいそうな嫌な先生っぷり。
2.千鳥:戦争の語り部漫才
「満州行ったんか、満州か?満州?」十年分の「満州」を聞いたような気がします。
すごい爆発力ある漫才。水野さんは「すごい田舎臭い漫才やっとるなあ」となんか嬉しそうでした。

ネタ後、千鳥、バッファロー木村の毒霧に倒れる。「リットンさんにはいろいろなことを教えてもらいました…がくっ…」「…この短い間に!」

3.バッファロー吾郎:漫画家志願ネタ
「背景描けばいいですか?ペン入れすればいいですか?」
有名漫画家に次々弟子入りしていく女の子のコント。ていうか、あの人らもう自分で漫画描いてないし。
3.リットン調査団:初恋の歌
最初、導入で水野さんが自分で作った「サマースマイル」や「おやじの歌」とかを軽く披露して、「じゃあ、今日は本当にまじな笑い無しの歌をやります」と宣言。
すると「笑いの舞台に歌とは何だ!」とバッファロー組乱入。もめているところに何やら乱入者が。それは今は芸人をやめバンド活動をしているバッファローと同期のあんどう鰐。木村さんの過去の恥ずかしい話をばらすと脅され、しぶしぶお笑いの舞台でのマジ歌を認めることに。
ハーモニカあんどう鰐。語りムーディ藤原、そしてギターと歌水野さんで、水野さんの初恋実話のフォークソング。客席みんな聞き入ってました。ええ歌やー、パクリらしいけど。木村さん曰く「「女の子のことなんかで」のとこ、ぞくぞくしたわ!」
あんどう鰐さんは過去の「世界一決定戦」にも出演されてたそうですが、久しぶりのあんどうさんとの舞台と言うことで、水野さんや木村さんが本当に感慨深そうな嬉しそうな顔をされてました。
その後藤原さん犬小屋にとらわれる。その上一方的にユニットコント対決に決められる。
藤原さんは、見張りのけもの道に「眠り薬入りチョコレート」をあげ、まんまと逃げ出すが、サラリーマン川柳の毒牙にかかり、面白くない人に。
そんな危機的状況の中まだユニットコントへの参加にためらい続ける灘儀さん。「そういえば…?」冒頭の「困ったときは…」の声の通り、かかとをついに3回ならす。
するとまた天から久馬の声が。「いいんだよ…」その優しい声にすべてから解き放たれた灘儀は、ひさびさのぶち切れユニットコントに参加を決めるのでした。

4本目 ユニットコント

4.バッファロー+ケンコバ:北斗の拳ネタ
ラオウの手下ねた。あそこってあのへんやったんや!ていう衝撃の事実がもりだくさん。
4.リットン+灘儀+土肥ポン太 ユニットコントが出来るまで(愛国戦隊ミギレンジャーと助平軍隊)
好きなものをコントにしよう。「俺、寿司です」「俺は相撲…」そんなこんなで出来たネタが
「愛国戦隊ミギレンジャー」おいおい焦るんじゃない、靖国は、あちらだ…。
あっさり却下され、つぎのネタはブリーフ一丁で助平軍隊のねたを。
「パンティー!!!」と叫びながら絶命する藤原さんに漢を見ました。
そして水野さんの「ごめんな、俺一人で黒のブリーフでリーダーぶったりして。」

決着
コミッショナーの提案により 拍手で決着を付けようということになる。
リットン側の暖かい客席への拍手に対して、バッファローに向けられた拍手は明らかにSE。八百長だ!しかもそれを聞き、「勝者バッファロー」と冷静に告げる里見まさとコミッショナー。リットンファンを公言してはばからないコミッショナーのまさと氏がそんなばかな!? 実はバッファローはあらかじめコミッショナーに「紅花油」を送っていたのだった。
「そんな馬鹿な話があるか!」と大もめにもめる中、突然の覆面乱入者二人が現れる。「誰だ!?」とざわめく客席。 その正体は「なんば壱番館」での再現VTRでリットン調査団そのひとを演じた二人だった。「こんな決着見ていられません。」と思わず飛び出してしまったニセリットン。「リットン調査団奇跡の出会いのシーン」を舞台で再現し、本物と熱い抱擁をかわすのでした。

…で、裏話なんですが、実はこの衝撃サプライズはこのサイトがきっかけで実現したものなんです。うちの掲示板にHNなりたんさん(水野さんを演じられた方)から書き込みをいただいて、その後その書き込みを本物の水野さんの知り合いが見ていてご本人までお話が言って「それはぜひ出てもらいたい」ということになったんだそうです。いやあ、インターネットって凄いですね。このホームページやっててよかったです。

しかしやはり決着はバッファローの勝利。しかしそこで次回の決戦が告げられた。

本当の決着を9/2 東京 銀座ガスホールで!
しかも今度こそリットンが負ければ水野さんはついに現在同棲中の彼女と結婚しなげればいけないという「結婚デスマッチ」。
大変だ、大変だ!大勝負です。皆さん行きましょう。川島さんは行くそうです。